このサイトについて

1994年の4月、東京に住む物好き4人が、松原英俊さんの自宅
(山形県田麦俣)を一緒に訪ねたのがそもそもの始まりです。

2人は松原さんの学生時代の友人。
もう2人は、縁あって前の2人と出会った映像制作にたずさわる人たちでした。

最初からはっきりした目的があったわけではありません。
ばく然と、松原さんを記録にとどめたい、と思ってはいましたが。

2度目に訪ねたのは、翌1995年の1月。
積雪4メートル以上の別世界。
1度目とはぜんぜん違う場所に来たような錯覚さえ覚えました。

冬の田麦俣は、都会で暮らすものにとって、
雪と寒さに圧倒されるばかりの途方もなく厳しい場所だったのです。

そして、はじめてカンジキをはいて山歩きをしたときの感動や(ほんとう
は死ぬほどつらかったです)、
夜寝るとき、部屋(松原家の2階)があまりに寒くて、
その衝撃で笑いが突き上げてきて止まらなくなった不思議な体験などを通して、
4人はひとつの共通の願いを持ちました。

「鷹匠・松原英俊さんを多くの人に知ってほしい。」
そのために出来ることから始めようと、
ビデオと写真の撮影を始めたのは3度目の訪問、1995年の4月のことでした。

以来、松原家訪問はすでに50回を越えました。

多くの方の好意に支えられながらここまでやってくる途上で、
少しずつ仲間が増えていきました。

それぞれ得意の分野で力を(勝手に)出し合いながら、
テレビ番組を制作したり、講演会を開いたり、
活動範囲も徐々に広がりをみせています。

松原家訪問も、目的によってメンバーが異なるようになりました。

目的といっても、「遊び」がいちばん大きな要素ではありますが。

そしてなにより、皆様とつながることができたこのサイトも、
途上で出会った仲間がいなければ、開設することはできなかったでしょう。

撮影してきた映像や写真もメディアで利用していただける機会が
増えていますし、最近では出版のオファーもいただいています。
願いは少しずつかなっているようです。

当サイトのタイトルは、
いうまでもなく『RETURN TO NATURE』(自然に還れ)です。

しかし、いまさら「自然に還れ」と叫んでみても、
それがいったい何になるでしょう。
時計は左回りにはなりませんし、地球上のほとんどの人間が
近代文明の恩恵に浴しているのです。

このサイトも、パソコンとインターネットという新しい技術があって
はじめて皆様とつながることができています。

たいへん恐ろしい面もありますが、
科学技術や便利な暮らしを否定しても何もはじまらないでしょう。

ただ同時に、来るところまで来すぎたようにも思うのです。
人と自然が、ちょっと離れすぎたように。

自然の大道につき、野生を取り戻し、
ついには自然と一体になったかのような鷹匠・松原英俊さん。

存在自体が明確で詩的なメッセージであり続けるこの稀有な人物を、
いま時代が求めはじめているように感じているのは、
私たちだけではないと思います。

たしかに、松原さんのような生き方は、
他の多くの人にできることではないでしょう。

松原さんはナイフ1本でサバイバルできるような人です。
そのような人になれといわれても、文明人としては困ってしまいます。
仮にみんながそうなったとしても、そこに福祉社会が生まれるわけでもありません。


けれども、物語の世界ではなく、
現実にこのような人がいるということは、信じがたく、
またとても尊いことのように思うのです。

自然の中で自然に生きている。
それだけでたいせつなものを突きつけてくる。

松原さんにはいつも、感動させられたり、驚かされたり、
考え込まされたりしてしまいます。

長くなりましたが、ともかく10年近く、
自然を楽しみながら松原さんのことを取材したり、お伝えしたりしてきました。

わたしたち(All Nature Network)は、大きな名前ではありますが、
とくに社会的目標をかかげているわけではありませんし、
組織らしい組織でもありません。
なんの制約もない、きわめて緩やかな任意団体です。

松原さんに共感する人、鷹狩りに興味がある人、ワシやタカが好きな人、
自然の中で遊びたい人などが、
使える時間の中でやりたいことをやっているのです。

つながっているようでつながっていない。
つながっていないようでつながっている。そんな感じでしょうか。

ですから、このようにも考えます。
このサイトを訪れた方々も、みんなAll Nature Networkのメンバーだと。 



All Nature Network (オール・ネイチャー・ネットワーク)
〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町537-505
(Tel) 03-3209-1646

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