鷹匠通信
鷹匠・松原英俊の日常を聞き書きしています。
不定期更新です。

不定期更新です。

- イタチの最後っ屁
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もうかなり前になりますが、 ある晩、飼っていたニワトリがすごい悲鳴をあげて鳴き出したんです。 これは何かに襲われているんじゃないかと思って 懐中電灯をつけてニワトリ小屋に行ってみると、やはりある生きものに襲われていたんです。 その生記事を読む 2013年02月24日
- うれしかったこと
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鷹狩りの季節がやってきました。 月山は雪で真っ白に覆われています。 晴れた日にはなだらかな姿がまぶしいほどに輝いて、 一日中わたしの家を見下ろしています。 鷹狩りができるのは、木々が雪に覆われる12月下旬から 3月中旬くらいまでの3ヶ月記事を読む 2013年02月24日
- 鷹匠への道1
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わたしは子供の頃から自然に親しんできましたが、 大学時代は授業そっちのけで山に登っていました。 3000メートル級の山は大学時代にぜんぶ登っています。 山ではいろんな動物たちに出会えますし、本当に自由だと実感できるのです。 大学3年を修了した春、と記事を読む 2013年02月25日
- 鷹匠への道2
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1979年3月13日の午前11時頃でした。 わたしの左腕から飛び立ったクマタカの加無号(かぶごう)は、 雪の斜面に沿って滑るように降下し、 雑木林の間を走るウサギにあっというまに追いつくと、 翼を広げて襲いかかりました。 加無号とウサギはもつ記事を読む 2013年02月25日
- 山小屋の生活
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山形県真室川の沓沢朝治氏に弟子入りして1年後、 わたしは氏のもとを去って、人里から5キロ離れた加無山麓の山小屋で、 鷹と二人の生活をはじめました。 沓沢氏は高齢のために山深くに入ることは困難な状態でしたし、 沓沢家との折り合いが必ずしもよくなかった記事を読む 2013年02月25日
- 生計
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テレビや雑誌などの取材を受けると、 必ずといっていいほど収入のことを聞かれます。 わたしはいつも正直に答えます。 するとなぜか、驚きと尊敬のまなざしが注がれるのです。 この時代、鷹狩りで得られる収入はほんのわずかです。 山の獲物も毛皮記事を読む 2013年02月25日
- 生きものたち(1)
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わたしの家にはタカとワシ以外にも動物がいます。 まず、犬の「さくら」です。 3歳のメスで、シバとなにかの雑種だと思います。 だれにでも愛想がよくて番犬としては役に立ちませんが、 飼っているウサギには凶暴です。 猟犬として用いられてきたシバ記事を読む 2013年02月25日
- 生きものたち(2)
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田麦俣はいま、山々の色鮮やかな紅葉に染まっています。 厳しい冬を前にした、ほんのひとときの美しい季節です。 ちょっと山に入ると、木の実やキノコがそこかしこにあって、 長い冬を耐えていく生きものたちを手招きしているようです。 実りの秋は、冬のためにあ記事を読む 2013年02月25日
- 生きものたち(3)
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わたしはよく山に行ってテントを張ったり、野宿をしたりするのですが、 そんなときの大きなよろこびは、生きものたちに出会えることです。 これまでにいろんな出会いがありましたが、 その中から、おもしろいエピソードをふたつご紹介します。 あるとき一番高記事を読む 2013年02月25日
- 雪下ろし
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わたしが住んでいる田麦俣は日本有数の豪雪地です。 多い年には4メートル半も積もります。 今年はそれほどではありませんが、屋根の雪降ろしはやはりたいへんです。 今は2月中旬ですが、もう6回も降ろしています。 1回で7、8時間かかります記事を読む 2013年02月26日